前よりはかなりのスローペースになりましたが、ようやく本シリーズ(さよなら私 改)は最終回になりました。
スタートは6/5からなので約一ヶ月半かかりました。途中から溜めて細かく出すということをやっていたせいか、あまり何を書いたか覚えていません。ということで、またまた一覧表示しておきます。
さよなら私(みうらじゅん氏) 改
モテないが正しい 改
- じゃまくさいが正しい 改
- キープ・オン・バカさ 改
- 暇と退屈 改
- 若いうち 改
- 人生サーファー 改
- そこじゃない! 改
- 本当に好き? 改
- 愛は無報酬 改
- 無理なもんは無理 改
- あきらめるが正しい 改
- カッコイイって何 改
- 生きるって悲しい 改
- 正しい「思春期」 改
- ホーケイ≠ドーテイ
- オナニー期とトンチンカン期
- ケチンポ
- 青春なんて 改
- 薄口と濃口 改
- モテより大切なこと 改
- メソメソ男子 改
- 愛のカツアゲ
- モテるオスは不幸である 改
ないものねだり 改
- 無意味こそすべて 改
- 男イチコロメニュー 改
- 芸名をつけよう 改
- 腹の底から笑える幸せ 改
- あの遊園地のこと
- マイ・フェーバリットな仏を探して 改
- まほろば気分にひたろう 改
- すこぶるブルーな日には 改
- あのかたが日本で 改
- 思い立つどうぶつ
- ドチャック 改
- カニの季節
- 渦潮
- 磯をかぐ 改
- ゆかたビフォーアフター
始めと終わり 改
- いい人願望 改
- 答えは風に舞っている 改
- 美しい国の重大変更
- すべてを謳歌してくブーム 改
- ボンノウVSブツゾウ
- 人は何度のリバイバルを経験するのか?
- いつかはすべてがナツメロ 改
- もう覚える気のない時代に
- 「お面倒」の起源 改
- 男のつまらないプライド
- 何も変わらないこと
- 動物はエライという境地 改
- オカンとの勝負
- いくつになったら大人なのかな? 改
- やさしくてもかまわない 改
特別編
自分なくし 改
- プレシャス・プレイ 改
- 主役降板 改
- 淋しくならない努力 改
- 極楽の余り風 改
- 時の流れに身をまかせ
- 三大欲求を満たしてこそ
- だまされるのはいつも言葉 改
- のんきになるための一歩 改
- モノノカンガエカタ
- 同じ 改
- 不安こそ生きてるあかし 改
- 不安からの逃避法 改
- 覚えやすい誕生日
- そこがいいんじゃない! 改
- あきらめることから始めよう 改
- 自分のことは自分でもわからない
- 人生の選択ってやつ 改
- 遠回りして帰ろ
- 脳との最終戦争 改
- 自分探し 改
- 呪文・そもそもはない 改
- 徒労という修行
- 空アリ 改
前回 一覧
前回の「さよなら私」の一覧ページです。
さよなら私 文庫版あとがきより
一時期流行った”自分探し”ってやつは、何も都合良すぎる自分を探し求めることではなくて、自分に向いている場所を見つけることだった。それには極力、”自分”ってやつを無くしていけば向いている場所も増えるっていう至って単純な話。
自分をなくそうと思うと、自分を意識してしまいがちになります。何かにとらわれないでおこうと思えば思うほど力んでしまって、結局意識からは離れてくれないものです。
「強いて言えば、これ」だったものがいつしかそれにばっかり気を取られて、知らぬ間に執着しているものです。それに出会った時は「どちらかといえば」レベルだったものが、知らぬ間に「これじゃなきゃ嫌だ」ということになったりしています。しかし、思い返せばそれに執着する根拠はどこにもありません。
見渡す限り「だいたい」で選んだはずのものばかり。たまたま安売りだったとか、他の物を探すのが面倒だからという理由で、「とりあえず」で手に入れたものばかりです。それなのに知らぬ間にこだわりが出来ています。
どんなこだわりがあっても、まずは他人に押し付けず、また、自分にも押し付けず、結局そんなもんはどこにもないということを早急に気づいたほうが肩に力はすぐに抜けます。
たったそれだけのことに気づくか気づかないかで、目の前の見え方は180度に近いくらい変わり、また、気楽で仕方ありません。
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